T-RackS – マキシマイザーVSTプラグインとしての検証と使い方

T-RackS – マキシマイザーVSTプラグインとしての検証と使い方

IK Multimediaの「T-RackS」もバージョンアップを重ね、現在のバージョンは、T-RackSのバージョン4にあたる「T-RackS CS」ですが、今回、「シンプルに検証」という点で、旧バージョンの「T-RackS」をマスタリングソフト上でマキシマイザー目的で使用し、どんなエフェクティング効果をもたらすのか、自分なりに検証してみました。

できるだけ、シンプルなセッティング作業で、マスタリングにおける「マキシマイザー」として一番効果の出やすい、近道な方法をとってみました。

* どれくらいの音圧を稼げたのかは、平均音量で見てみたいと思います。

マキシマイザーとしてIK Multimediaの「T-RackS」使用前の平均音量を検査(1)まず、前回と同じく、何のエフェクトもかけていない、市販のCDの曲の平均音量を検査してみました。

平均音量は、ステレオチャンネル 左:12.48db 右:12.08db(画像の赤線)でした。

この値で、他にひけをとらない程、十分に音圧ありますし、「音割れせずに、これ以上の音圧を稼ぐのは、無理かな?」と思うくらいのマスタリングの仕上がりです。


このファイルに、IK Multimediaの「T-RackS」vstプラグインをかけてみたいと思います。


「T-RackS」は、マスタリング作業がこれ一つで事足りるといった装備を持ったソフトです。
「6バンド・パラメトリック・イコライザー」「クラシック・チューブ・ステレオ・コンプレッサー」「マルチバンド・リミッター」「ソフトクリッパー」を搭載し、一体型としても、それぞれをエフェクト単体としても使用できます。

(2)「やはり、スピードが大切!」ということで、「T-RackS」のプリセット設定のSuite(スイート)から、音割れせずに、ダイナミックレンジを残しつつも最高にエフェクト効果のある「Old stuff!」を選択し、かけてみました。
「ソフトクリッパー」の out put が 0db なので、マスターファイルが0dbを超えることはありません。(下の画像)

マキシマイザーとしてIK Multimediaの「T-RackS」VSTプラグインを使用してみる。



IK Multimediaの「T-RackS」で平均音量が上がり、、マキシマイザーvstプラグインとして使用できる検証結果(3)結果、平均音量が 約4db弱 上がっています。それだけ音圧が稼げたことになります。

音質的には、「デジタルの耳の痛い突き刺す様な音ではなく、音を柔らかいベールで包んで、突き刺す感をなくし、それでいて芯はしっかりと主張すると言った・・・。」(笑い)。簡単に言えば、アナログの温かさをしっかりと感じられる仕上がりになっています。

(*「6バンド・パラメトリック・イコライザー」は、ビートルズの録音の頃のアビーロードスタジオのミキシングコンソールのEQ部をモデリングしたソフトと言うことです。)

ダイナミックレンジを考えなければ、音割れせずに、まだ 2db 近く上げられる余裕すらあります(検証済み)。
つまり、最大で、計6db弱 平均音量を稼げることになります。

恐るべし「T-RackS」!

IK Multimediaの「T-RackS」VSTプラグインで音圧を上げた時の波形ちなみに、平均音量を 約4db弱 アップさせた波形をみると、かなり上の音量部分が押しつぶされ、低音量の部分がもち上げられていますが、ダイナミックレンジは、上手い具合に残っています(いわゆる、海苔波形ではありません)。もちろん、音割れはしていません。

先程も述べましたが、「T-RackS」を使用すると、アナログの温かさをしっかりと感じられる個性的な仕上がりになりますので、十人十色、好きな人、嫌いな人に分かれるプラグイン・ソフトではないでしょうか?


以上です。



IK Multimediaの「T-RackS」無料情報

IK Multimediaの「T-RackS」無料情報IK Multimediaの「T-RackS」もバージョンアップを重ね、現在のバージョンは、T-RackSのバージョン4にあたる「T-RackS CS」になり、本体はもちろん、数多くのエフェクト・ラインナップから、好きな時に、好きなものをいつでも追加できるようT-RackS Custom Shopというウェブショップが用意され、このショップ自体をユーザー自身のPCに無料でダウンロードし、購入におけるユーザーのハードルを低くしてあります。
T-RackS Custom Shopの利用は、メールアドレス登録にて「ユーザー・アカウント」を獲得するだけです。詳しくは、⇒ IK Multimedia T-RackS Custom Shop
ここから、T-RackS Classicバンドルにも収録されている、6バンドのマスタリング用パラメトリックEQ、「Classic Equalizerモジュール」と、ピーク・メーター、ラウドネス・メーター、位相、RMSメーターなどの「T-RackSメーター」の2つのプラグイン・ソフトが無料(フリー)で利用できます。

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