PSP Vintage Warmer – マキシマイザーVSTプラグインとしての検証と使い方

PSP Vintage Warmer – マキシマイザーVSTプラグインとしての検証と使い方

PSP Vintage Warmerは、コンプレッサー、リミッター、EQを複合化した、主にミキシング・マスタリング使用のVSTプラグインで、暖かみのあるアナログサウンドが特徴のソフトです。
現在のバージョンは、PSP Vintage Warmer2になっています。
今回、PSP Vintage Warmerをマスタリングソフト上でマキシマイザー目的で使用し、どんなエフェクティング効果をもたらすのか、自分なりに検証してみました。

できるだけ、シンプルなセッティング作業で、マスタリングにおける「マキシマイザー」として一番効果のある設定を探ってみました。

その前に、このプラグインのもうひとつの特徴に、「サチュレーション効果」というものがあります。
これは、音量をオーバーロードさせると、オープンリールデッキのテープサチュレーション効果を得るというものです。
簡単に言うと、アナログ風な耳障りの決して悪くない「歪み」が加わると言うものです。

今回は、マスタリングにおける「マキシマイザー」としての検証より、「サチュレーション効果」が表れる直前(=サーチュレーションほぼなし)をマキシマイズのピークとして検証しました。


* どれくらいの音圧を稼げたのかは、平均音量で見てみたいと思います。

マキシマイザーとしてPSP Vintage Warmer 使用前の平均音量を検査(1)まず、他の「マキシマイザープラグインの検証」と様に、何のエフェクトもかけていない、市販のCDの曲の平均音量を検査してみました。

平均音量は、ステレオチャンネル 左:12.48db 右:12.08db(画像の赤線)でした。

この値で、他にひけをとらない程、十分に音圧ありますし、「音割れせずに、これ以上の音圧を稼ぐのは、無理かな?」と思うくらいのマスタリングの仕上がりです。


このファイルに、PSP Vintage Warmer vstプラグインをかけてみたいと思います。


PSP Vintage Warmer – マキシマイザーVSTプラグインのピークの時の設定(2)「PSP Vintage Warmer」は、基本的に、プラグインのガイ中央の「Drive」という大きなノブを右にひねっていけば、音量・音圧が上がる仕組みになっていますが、ある一定の値(環境にもよると思いますが、約+2.5db)を超すとそれ以上の音量・音圧は上がらず、そこからオーバーロードさせた分、サーチュレーションが強くかかっていきます。

ということで、プリセットで最大にマキシマイズ効果(サーチュレーションほぼなし)があるのが「Mix Finalize3」ですので、それを選択し、「平均音量」を見てみたいと思います。

ちなみに、下の画像の様な設定になります。
アウトが 0db を超えないように、「Output」ノブを”0db”にします(画像②)。これで、マスターファイルが0dbを超えることはありません。

PSP Vintage Warmer – マキシマイザーVSTプラグインのピークの時のガイ


PSP Vintage Warmer – マキシマイズの最大値(3)結果、平均音量が「約4dbと少し」上がっています。それだけ音圧が稼げたことになります。平均音量「約-8db」で、かなり高い音圧になりました。
音質的な事を簡単に言えば、暖かみのある太い(FATな)アナログ感の強いサウンドに仕上がります。
同じアナログ感覚でも、「T-Racks」の仕上がりはタイトな感じです。

どちらが良いかと言いますと、そのあたりは、人によって好みもありますし、楽曲によっての使い分けで変わってくると思います。

PSP Vintage Warmer – マキシマイズの最大値の波形ちなみに、左画像は「約4dbと少し」アップさせた時の波形です。もちろん、音割れはしていませんが、ダイナミックレンジがかなり失われています。

ダイナミックレンジを残しつつ音圧を上げるため、上記の「約4dbと少し」アップさせた設定=「Mix Finalize3」の「Drive」ノブだけを左に回し、Drive値を徐々に下げてやります。

結果、平均音量のアップ度も下がって行きますが、その分ダイナミックレンジが復活します。

このように調節して、適度なマキシマイズ値を探るのも、簡単なひとつの方法ですね。

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